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被写体の心を写真で掴んでみたい

関ヶ原ウォーランド     ~その2~

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大谷吉継が切腹するシーンです。でも、実際の戦場での吉継は末期の病気のために、体中包帯で巻かれてミイラのようになっていたようです。昔、プレイステーションで、「決戦」というタイトルの戦国ゲームをやっていて、大谷吉継の奇妙な姿の登場が頭に焼き付いてます。一人だけ甲冑をまとわずに包帯だらけで現れて、御輿に乗ったまま指揮をとって戦います。その容姿が逆に貫禄がありました。
日本の合戦史上最大となった関ヶ原の戦いですが、そこに参加した武将たちもそうそうたるメンバーでした。その多くが戦国の世に天下の野望をかけて、志半ばで東西の軍門に下った強者達ばかりでした。その一人一人にそれぞれ壮絶なドラマがありました。
関ヶ原の戦いの中で僕が一番好きな武将が西軍の大谷吉継です。西軍大将の石田三成の親友で、年は一つしか違わず、三成との出会いは確か10代の頃だったはずです。吉継と三成は苦楽を共にしてきた二人でした。吉継には三成との間に泣けるようなエピソードがあります。

豊臣秀吉が開催した家臣たちのお茶会の席で、当時の作法としてお茶を皆で回し飲みをする場面になりました。吉継は不治の病(ハンセン病ともいわれてる)を患っていました。体中がただれて膿が溢れ出ていた吉継が飲んだ後のお茶を誰も飲もうとはしませんでした。一緒にいるだけで病気が空気感染するかもしれない危険な病気だったのだから、回し飲みなどできなくても仕方がありません。
しかし、石田三成だけはそのお茶を全部飲み干しました。それを見た吉継は、死ぬまで三成と共に生きていくことを誓って男泣きをしたそうです。
吉継は関ケ原の戦いの頃には手足も動かず、目も失明状態でしたが、家臣に御輿で担がれながら関ヶ原の最前線まで出ていました。三成の右腕として自軍の陣頭指揮をとって愛棒の三成護衛を引き受けました。賢かった吉継は小早川秀秋が東軍に寝返ることを最初から読んでいて、小早川隊と三成本陣との間に盾になるように布陣をしました。予想通り小早川隊が寝返って襲いかかっても吉継軍は動じず勇敢でした。しかし、他の西軍部将が小早川につられて次々と寝返っていく中、四方八方から攻撃を受けて玉砕しました。西軍が総崩れになると、家臣に「自分の首を敵に渡したくはない」と伝えて切腹をして果てました。
関ヶ原の合戦の以前から家康との戦いに最後まで反対をしていた吉継でしたが、三成の頑な意思に負けて、ただ友情のためだけに三成と一緒に最後まで運命を共にしました。→ 吉継と三成の友情

僕は戦国の世を肯定してはいないし、一人の友情のために家臣や部下やその家族たちの多くの命が犠牲になったことも間違っていたと思います。でもそれは現代の世の中からみた見解であって、この時代背景の世の中で生きたサムライたちの生き様はドラマチックだったと思います。
戦国時代から400年以上経った今でも未だに隣国と領土問題で争っている現代人はまだまだ未熟ですね・・。戦いの場が武力から市場経済へと移っただけであって、人類の基本的なメンタリティーは戦国時代とそれほど変わってはいません。複雑なグローバル経済の中で、間接的な戦争は常に起きています。それによって僕たちも間接的に人殺しに参加しているかもしれないことを認識しておかないといけないですね。
過ぎ去れば正しいことも誤りも全てが歴史です。戦国の世も現代の世の中もそれは同じで、やがては同じ歴史の一部として語られる日が来るでしょう。

関ヶ原ウォーランド (5)




関ヶ原ウォーランド (6)





          関ヶ原ウォーランド (10)





          関ヶ原ウォーランド (14)


                この冷徹な顔!
                淡々と人殺しをやってますね。





関ヶ原ウォーランド (12)






関ヶ原ウォーランド (11)

優しい目をして相手を刺す。こういう人が一番怖い・・。




          関ヶ原ウォーランド (4)

                    武田信玄の亡霊です。(^^)
                    戦国最大の騎馬軍団で恐れられていた人なのに、説得力に欠ける。
                        






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  1. 2013/02/16(土) 10:00:40|
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