SHUN's photo blog

被写体の心を写真で掴んでみたい

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佐和山城跡 

一年前、桜が満開の頃に滋賀県彦根市にある佐和山城跡を訪れました。京都の桜を遠征する前日に彦根に住んでいた兄の所に泊めてもらい、そのついでに兄に連れられて行った史跡でした。兄は無類の歴史好きで、日本史は専門家顔負けの造詣の深さなので、史跡のガイド役にはぴったりでした。2009年4月11日撮影でした。
佐和山城とは石田三成の居城で、関ヶ原の戦いで西軍が敗北した後、追ってきた東軍に攻められ落城した悲劇の城です。
以下、ウィキペディアより引用

『慶長5年(1600年)9月15日の関ヶ原の戦いで三成を破った徳川家康は、小早川秀秋軍を先鋒として佐和山城を猛攻撃した。城の兵力の大半は関ヶ原の戦いに出陣しており、守備兵力は2800人であった。城主不在にもかかわらず城兵は健闘し、敵を寄せ付けなかったが、やがて城内で一部の兵が裏切り、敵を手引きしたため、同月18日、奮戦空しく落城し、三成の父・正継や三成の妻など一族は皆、戦死あるいは自害して果てた。
徳川方の兵士は「栄華を極めた三成はさぞ華美を尽くしたのだろう」と思い、我先にと城内に乱入したが、城の壁は粗壁であり、また、何の装飾もない質素な作りであったという。しかも、石田屋敷にあったものは豊臣秀吉から送られた感謝状のみであったと伝わっている(『甲子夜話』)。』

佐和山城と龍潭寺 (1) 1 龍潭寺

佐和山の麓にある龍潭寺(りょうたんじ)というお寺。本当に古いお寺で、歩いてると床が抜けそうなくらいギシギシと音をたてました。拝観時間の終了ギリギリなくらい遅い時間に入ったのを覚えています。夕日がお寺に差し込んで、とてもしんみりしていたのが印象に残ってます。

佐和山城と龍潭寺 (2) 2 龍潭寺


佐和山城と龍潭寺 (3) 3 龍潭寺


佐和山城と龍潭寺 (4) 
4 龍潭寺


佐和山城と龍潭寺 (5) 5 龍潭寺


佐和山城と龍潭寺 (6) 6 佐和山

お寺のすぐ裏に佐和山城跡へ続く細い道がありました。おそらく合戦の時、大軍がこの道を駆け上がっていったであろう道。
もしかして、この墓は討死した兵士や石田家一族のものなのだろうか・・・。
奥へ進むのが怖くなっていました。兄と別れた後に、この山は僕一人で登っていたので。

佐和山城と龍潭寺 (7) 7 佐和山

佐和山城と龍潭寺 (8) 8佐和山城跡

頂上に着きました。佐和山城跡です。
しかし、ここにかつて本当に城があったのかと疑いたくなるような殺風景な場所でした。跡形もないほど廃墟と化した城です。
でも静かな風景とは裏腹に、400年前にはここで壮絶で凄惨な戦いがありました。

佐和山城と龍潭寺 (9) 9 佐和山城跡

お世辞にもここが史跡とは呼べないくらい荒廃してしまった所です。
でもそれこそが、まさに石田三成という人物の悲しさを象徴するために用意された史跡であるともいえます。
関ヶ原の戦いに勝利した徳川家康が残した日光東照宮や江戸城と比べてみると、まさに天と地です。
戦いに正義も悪もない。でも、少なくとも石田三成という人は主君に誠実に仕えた武士で、つつましく暮らしながら世のために身を削って尽くした真面目な人だったようです。この頃の戦国武将たちは誰でもそうだったように家康もまた天下の野望に燃えた血の気の荒い人でしたが、三成はそうした戦国武将のキャラとは対照的なタイプの武士でした。時代の波が彼の運命を翻弄していったのだと思います。
佐和山城で三成の妻や父や家臣たち一族の全員が果てた半月後、三成は関ヶ原から逃れて落武者となって逃亡してたところを捕らえられ、西軍でかつての戦友だった小西行長、安国寺恵瓊らと共に各地を罪人として引き回された後、京都の六条河原で斬首されました。享年41。
三成は自分が斬首される時、既に家族や家臣が全員死んだことを知らされていたはず。自分がとった選択を省みて、三成はその時、何を思っていたのでしょうか・・。清く死ぬことを美化した戦国武将の武士道精神だけでは割り切れないものが三成の心の中にあったはずだと僕は想像してしまいました。


佐和山城と龍潭寺 (10) 10 佐和山城跡

佐和山城跡から彦根城が望めます。桜が満開の彦根城。
彦根城には落城したこの佐和山城から持ち出された石垣の石が使われたといわれています。
背景に広がっているのは琵琶湖です。夕日の逆光をモロに受けたので琵琶湖を上手く写せませんでした。
この後、日が沈んでから僕は彦根城の夜桜を撮りに行きました

テーマ:史跡・神社・仏閣 - ジャンル:写真

  1. 2010/07/07(水) 20:25:56|
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コメント

このお寺懐かしいですね

庭園美が独特で
以前訪れた時は興味津々でした
確か、三つの庭園を眺められたんでしたよね
達磨の絵もあったような...
  1. 2010/07/09(金) 05:36:23 |
  2. URL |
  3. 雪だるま #4fG4L4vo
  4. [ 編集 ]

こんばんは~☆

佐和山城跡は、初めて見ました。
お庭は、どこか京都の佇まいにも似てるところがありますね~
春の優しい夕陽と影が、とっても印象的です。。
こういう穏やかで静かな光景の中にいると、当時の生々しさは、想像も出来ないですが、
感慨深い気持ちになりそうですね。
4枚目の畳に映った影、神秘的に見えます。
墓地は、一人では、ちょっと怖そう^^;
彦根城の夜桜、素晴らしかったので、よく覚えています。
滋賀も歴史を感じる素敵なところですね。。
  1. 2010/07/09(金) 22:40:28 |
  2. URL |
  3. shiho #mQop/nM.
  4. [ 編集 ]

素敵なブログです!

SHUNさん、お久しぶり!
今回のブログ、大好きです!写真だけじゃなく、あなたの人柄がにじみでるページでした。
お寺の写真、心が惹かれました。歴史の真実がまざまざと伝わってきました。
写真って、真実を伝える大事な仕事がありますね。報道写真にしろ、趣味の写真にしろ…。
派手さがなくても、それが伝わる写真でした。ありがとう!
  1. 2010/07/10(土) 20:10:15 |
  2. URL |
  3. 花のたびびと #-
  4. [ 編集 ]

Re: タイトルなし

雪だるまさん

お!雪だるまさん、ここへは来られたことがあったんですね!
ということは佐和山城跡にも行かれたのかな。。
ここは京都にはあり得ないような独特の史跡ですね。
このあたりは京都に近いということもあって、本当にお寺が多いということを彦根を旅して初めて知りました!
まだまだ開拓できる余地がありますね。それから滋賀県というのは都市開発が進まなかったために生き残ってくれた史跡が多いですね。そういう意味では京都よりも見所がおおいですね!
  1. 2010/07/10(土) 23:53:40 |
  2. URL |
  3. SHUN #-
  4. [ 編集 ]

Re: こんばんは~☆

shihoさん

そうですねぇ、佐和山城跡は京都にはあり得ないような史跡ですね。。
都市開発がされなかった滋賀県だからこそ残ったような古いお寺がいっぱいあって、どれもがマイナーではあるんだけど、歴史的にはすごい関わりのあるものが他にもすごくありました。
こういう誰もこないようなマイナーなお寺はshihoさんの格好の被写体ですね。。(笑)
夕日と影の撮り方、ありがとうございます!お寺そのものには特徴がなかったので難しかったのですが、タイミングは恵まれたと思いました。。4枚目はあのタイミングじゃないと出会えなかったので嬉しかったんです。。
そうそう、墓地の撮影は本当に何か出そうでした。写真撮って何か写ってたらどうしようかな、と。。(^^;
彦根城の夜桜もありがとうございます!あそこは今度は昼間に行きたいな、と思います。。
  1. 2010/07/10(土) 23:54:13 |
  2. URL |
  3. SHUN #-
  4. [ 編集 ]

Re: 素敵なブログです!

花のたびびとさん

お久しぶりです!
いえ~人柄なんて・・。あの場所は本当に石田三成の人情にふれて、感情移入してしまったところでした。。
写真は庭園の綺麗な良さを出すよりも雰囲気とマッチしていた所を出したかったんですけど、フォローありがとうございます!同じ視点で見てくださって感謝です。。。
こうやって考えると、どうして学校の歴史の教科書や授業って、あんなに面白くなかったんだろう、と思ったんですけど。(^^;
本屋で高校の日本史の教科書を見つけたのでちょっと立ち読みしたんですけど、やっぱりつまらない・・。暗記するためだけの内容が並んでるだけでしたけど。勉強とか学問ってなんなんだろうなぁ、と考えさせられます、本当に。
  1. 2010/07/10(土) 23:58:36 |
  2. URL |
  3. SHUN #-
  4. [ 編集 ]

こんばんは
彦根城の夜桜のお写真、よ~く覚えています。
その前に、こんな素敵なお写真を撮っていらしたのですね。
ブログにUPされていない傑作が山ほどあるのではないでしょうか。
どんどん拝見させてください!(^^
夕方の斜光が差し込むお寺の雰囲気、薄暗くなりかけている廃城の雰囲気がとってもイイです。
歴史上のいろんなことを思い巡らすにも絶好の時間帯ですね。
  1. 2010/07/11(日) 20:42:16 |
  2. URL |
  3. MJK #7rCFtE8k
  4. [ 編集 ]

こんばんは☆
お兄様は歴史博士なんですね(笑)
どこにいくにしても、いろいろ説明していただける人といると、勉強になるし、見方がまた違ってきていいですよね!!
夕暮れ時は、お寺のしんみりする感じが増しますね。。私もこの時間が一番好きですね~
4枚目の光と影がすごく素敵です☆
  1. 2010/07/11(日) 22:30:47 |
  2. URL |
  3. まよまよ #-
  4. [ 編集 ]

本当にきらびやかなイメージはなく、質素な暮らしをされていた様子がわかりますね。
お墓もさみしそう。
私も歴史は詳しくはないですが、好きです。
やはり戦国時代が一番面白い時代ではあると思いますが、(ゲームとかでもよく
ありますし)たくさんの犠牲もあったのでしょうね。
石田光成は、誰でも知っている名前も
有名な方ですよね。
織田信長、豊臣秀吉、徳川家康とはいきませんが、家臣があっての大名さんだったと思います。
下剋上の時代、いつなにがあっても
わからない時代ですよね。
私は浅井長政あたりが好きですね。
確か信長の妹の旦那様だったのでは??
信長の妹のも娘はみな3人とも美人で、
秀吉に目をつけられた女性もいらっしゃるとのこと。(側室に)
美女は昔から男性の目をくぎ付けにしていたのでしょうね。
  1. 2010/07/12(月) 20:45:32 |
  2. URL |
  3. 舞姫 #HFBZd2..
  4. [ 編集 ]

Re: タイトルなし

MJKさん

彦根の夜桜まで覚えてくださっていて、ありがとうございます!
ホントに撮りに行った写真は撮り溜めるだけ溜めて保管庫に放りっぱなしになってます。(^^;
写真の整理が昔からなかなかできなくて・・。
MJKさんは撮りに行かれた写真はすぐに編集、アップ作業を確実にされていってる、という感じですね。。
夕日の差込の撮り方、ありがとうございます!同じ場所でも時間帯によって全然違う顔があるので、いつ行くか、ということも結構悩ましいですよね?
佐和山は狙っていたわけじゃないんですけど、あの場所には確かに言われてみると撮るにはちょうど良い時間帯でしたね。。
  1. 2010/07/13(火) 00:13:12 |
  2. URL |
  3. SHUN #-
  4. [ 編集 ]

Re: タイトルなし

まよまよさん

こんばんは!
そうなんです、うちの兄は司馬遼太郎の本をほとんど読破していて、まるでその時代に生きていたんじゃないの?というぐらい時代背景に詳しいです。(笑)
歴史の史跡はやっぱり調べたりそこを知ってる人にガイドしてもらうのと、そうでないのとでは面白みが全然違ってきますよね。知ることで対象が身近に感じてくるので面白いですね。
ここのお寺は僕が今まで行ったいろんな古いお寺の中でもまた特に古いお寺で、天然記念物のような所でした。。
訪れた時間帯もあのお寺にちょうど良かったとおもいました。
4枚目、ありがとうございます!
  1. 2010/07/13(火) 00:13:35 |
  2. URL |
  3. SHUN #-
  4. [ 編集 ]

Re: タイトルなし

舞姫さん

舞姫さんはハンドルネームを見ても、なんとなく歴史好きな方なのかな、という感じがしてましたけど、
戦国武将好きでしたか~。最近は男よりも女の人の歴史好きの方が目立ってきましたね。
「歴女」なんていう名前が出てきましたけど、時代は変りましたねぇ。。
そうそう、戦国ゲームは昔からありましたけど、最近のゲームはCGを駆使してすごい迫力でですよね。しかも登場人物が必ずどれもイケメンで。(笑)史実とは全然違うような顔になってますよね。最近は、教科書を読むよりもゲームをやってた方が勉強になるかもしれないですね。
> 私は浅井長政あたりが好きですね。
> 確か信長の妹の旦那様だったのでは??
舞姫さん、かなりマニアックな所がお好きですね~。
そうそう、浅井長政は信長の妹のお市と政略結婚してましたね。最後は結局長政と信長は戦うことになってしまいますけど、その時のお市が長政と別れて出てくる話は泣けましたよね・・。僕はNHKの「その時歴史が動いた」という番組でこの辺りのことを知りました。
> 美女は昔から男性の目をくぎ付けにしていたのでしょうね。
がはは!それは古今東西、いつの時代でもそうでしたね。
舞姫さんも綺麗だと思いますよ。
男性の目、くぎ付けにしてます?(笑)
  1. 2010/07/13(火) 00:13:56 |
  2. URL |
  3. SHUN #-
  4. [ 編集 ]

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